こんにちは!!
今回は、確定申告についてのお話です。

まず、どんな人が確定申告する必要があるのかということや、青色申告と白色申告の違い、さらにはそれぞれのメリット・デメリットについて説明します。
さいごには、確定申告の一年の流れも説明するので、ぜひさいごまでみていってください

【確定申告をする必要がある人】
サラリーマンの人は勤務先の会社が税金の計算をしてくれますので、原則として確定申告をする必要はありません。
しかし、サラリーマンの人であっても確定申告をしなければならないケースもあります。
それでは、どのような人が確定申告をしないといけないのかを確認します。

①個人事業主の人
自分で独立して事業を行っている方は、確定申告をしなくてはなりません。
毎月の会計データから決算書を作成し、さらにその決算書をもとにして確定申告を行います。

②住宅ローン控除を受けたい人
サラリーマンの人であっても、マイホームを購入するために住宅ローンを組んだときには確定申告を行います。

③不動産収入のある人
アパートなどを人に賃貸して収入がある人も確定申告を行う必要があります。
サラリーマンの方が副業で不動産投資をするという場合でも多くの場合は確定申告を行う必要があります。

④収入の多い人や、複数の勤務先から給与を受け取っている人
勤務先からの給与収入が2000万円を超える人や、2社以上の勤務先からお給料を受け取っている人も確定申告を行う必要があります。

【青色申告と白色申告の違い】
青色申告、白色申告とは簡単にいうと、個人の所得や会社の売上、経費などが一年間どれくらいあったかを税務署に報告する申告方法のひとつです。
今回は、白色申告と青色申告のメリット・デメリットや申告の流れを、個人でする場合をメインに説明していきます。

■申告には青色と白色の 2 種類
税金の申告方法には個人でも会社でも「青色」と「白色」の 2 種類があります。
青色申告は税務署にあらかじめ届出をしておくと、税金面で様々なメリットを受けられ、届出をしない、もしくは期限に間に合わなかったなどの場合は全て白色申告になります。

【青色申告のメリット】
・個人の青色申告は、利益から 65 万円を控除できる(下記は令和2年分確定申告より適用)

個人の青色申告の一番のメリットといえば、利益から 65 万円を控除できる(黒字を減らし、納める税金を少なくできる)ことです。
※白色申告は控除することができません。

ただし、このメリットを受けるためには、帳簿付けを「複式簿記(ふくしきぼき)」で行うことが条件となります。(複式簿記については後述)
自分で簿記を勉強して帳簿付けをするのは大変ですが、最近では簿記の知識がなくても簡単に複式簿記をできるソフトがありますので、自分で行うことも充分に可能です。

・個人の青色申告は、家族に支払った給与を経費にすることができる
個人の場合は、原則として生計を一つにする家族に給与を支払えません。
しかし、個人の青色申告の場合、家族へ支払う給与を経費にすることができます。
経費にすることができると、家族へ支払った給与分を売上から差し引くことができ、税金を少なくすることができます。
ただし、あらかじめ税務署に「青色事業専従者給与に関する提出書」を提出しておく必要があります。
※生計を一つにしない家族へ支払う給与は、専従者給与でなくても大丈夫です。

※青色事業専従者給与の要件
・青色申告者と生計を一にする配偶者か親族
・年齢が 15 歳以上
・6 カ月を超える期間(もしくは事業年度の 2 分の 1 以上)事業に従事していること
・届出書に記載されている金額の範囲内で支払われていること(金額が過大すぎると認められません)

・個人の青色申告は赤字を 3 年繰り越せる
赤字を繰り越せるメリットは、 例えば2 期目、 3 期目に黒字となった場合に、 1 期目の黒字と相殺することができることです。

赤字と黒字の相殺
黒字を減らすことができれば、納める税金を少なくすることができます。
個人の場合は3年繰り越せます。

・個人の青色申告は、自宅を仕事場にすると家賃や光熱費の一部が経費になる
個人の青色申告の場合は、自宅を仕事場にしている時、家賃や光熱費などの一部を経費にすることができます。(家事関連費といいます)
他にも電気代などの光熱費、ガソリン代なども事業で使ったと証明できる部分は経費として認められます。
白色申告の場合は、家事関連費と分けて事業で使っている割合が50%以上のときは経費として認められます。

・ 30 万円未満のモノを買った時に一括で経費にできる
通常、 10 万円以上のモノを買った場合は、その耐用年数に応じて分割して経費にしなくてはいけない決まりがあります。
例えば、普通車という「資産」を購入した場合、国によって決められた年数に分割して経費にする、という決まりがあります。
120万円の新車を買ったとすると、6年に分けて処理するので、毎年20万円ずつ経費として計上することになります。

ちなみに白色申告の場合は 10 万円未満までしか一括で経費として認められません。

このメリットを受けるためには、申告の際に「少額減価償却資産の取得価額に関する明細書(別表十六)」を提出する必要があります。

【青色申告のデメリット】
・ デメリットは、白色申告に比べて経理処理が大変なことです。

簿記には「単式」と「複式」がありますが、青色申告のメリットをうけたい場合は複式簿記で記帳する必要があります。
・単式簿記の記帳の仕方… 4/13 (支出)電気代 10,000
・複式簿記の記帳の仕方… 4/13 (借方)電気代 10,000 (貸方)普通預金 10,000
そして、売上や経費がいくらあったかを報告する「損益計算書(そんえきけいさんしょ)」と、会社の資産や借金などを表す「貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)」の提出も必要です。

ただ、個人の申告(確定申告)の場合は、青色申告までフォローしているソフトを使用すれば、簿記の知識なく記帳もできますし、申告書類も簡単に作成できるものもあります。
確定申告の時期になると、税務署や市区町村でも教えてくれます。そして青色申告者の場合は、「青色申告会」でも確定申告書の書き方などを教えてくれます。

青色申告会とは、全国の青色申告者に対して、記帳の仕方や適正な申告のやり方などを教えてくれるところです。
会費も数千円と非常にリーズナブルなのが特徴です。
時間に余裕があり、売上や所得がそれほど多くない場合は、自分でやるのもよいと思います。

デメリットを気にして青色申告の届出をしないよりは、メリットのほうが大きいのでぜひ青色申告をすることをオススメします。

【白色申告のメリット・デメリット】
今までは、白色申告のほうが経理処理が簡単と言われ、白色申告のメリットでしたが、平成 26 年 1 月からすべての白色申告者に「帳簿への記帳」と「帳簿等の保存(期間 5 ~ 7 年)」が義務づけられ、それほど簡易ではなくなりました。
青色申告のメリットをうけるほどの売上がない場合は、白色申告のままでもいいでしょう。

【白色申告・青色申告の流れ】
次に、個人の白色申告・青色申告の一年間の流れを説明します。
一年の流れは、白色申告も、青色申告もそれほど変わりはありません。
青色申告の場合は、期限内に青色申告の届出書を提出するくらいです。

3-1. 個人の白色申告・青色申告の流れ
個人の申告の流れ個人の場合は、必ず事業年度は 1/1 ~ 12/31と決まっています。
1月1日に今年度の事業スタートすると、まず青色申告の届出を3月15日までに
税務署に提出する必要があります。
もし、年度途中に新規開業した人は、開業してから2ケ月以内に提出します。
そして、翌年 1 月 に、帳簿を基に「決算書」を作成、2 月 決算書を基に「確定申告書」を作成します。
確定申告書の書き方はこの時期には税務署や市区町村役場でも確定申告の書き方を教えてくれます。
2 月 15 日から3 月 15 日までの間に、税務署にて確定申告書を提出し、納税も3月15日までに行う必要があります。

まとめ
白色申告と青色申告の違いを、それぞれ説明してきました。
白色申告は、帳簿のつけ方が少し簡単ではあるものの、平成26年1月から「帳簿への記帳」と「帳簿等の保存(期間 5 ~ 7 年)」が義務づけられたことで、青色申告との差がそれほど無くなりました。
ぜひ白色申告よりも、メリットの大きい青色申告を利用して欲しいと思います。

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